Lesson Two
- Q : はじめてのセックスの心得を教えてください
- 二人が妊娠を望まないならまず、コンドームを買ってきて、正しく装着する練習 をします。あなたもコンドームを用意して使い方の練習をしましょう。
次に自分の性器をよく観察して膣口の位置が正確にわかるようにします。オナニーなどで性器にタッチしたときにあまり濡れないようなら、潤滑ゼリーを用意します。さていよいよ初体験の日にはコンドームと必要なら潤滑ゼリーを忘れずに用意して、清潔な下着を着けましょう。出血などに備えて替えの下着とナプキンも用意します。痛さをコントロールする方法をチェックして復習しておきます。ベッドなどに横になって、カレがペニスを挿入してくるのをイメージし、カレのペニスをあなたの膣口に導くイメージトレーニングをしておきます。くれぐれもペニスをグイとつかまないように。あなたの側が体をずらしながら位置を調整する方がやさしいかもしれません。
そしてその時… 体の力を抜いてできるだけゆったりした姿勢でリラックスして、「今日最後までできなくてもぜんぜんかまわない!」という気持ちの余裕を確かめます。つぎのようなステップを、一つずつ階段をのぼっていくような感じで、少しずつ進んでいきましょう。ステップごとにカレと「一つになる感じ」を味わいながら次の「四つのコンタクト」を順に楽しんでみてください。
- コンタクト1 (アイコンタクト) お互いに体のどこかに手を触れながら、見つめあいます。顔と顔を近くに寄せて…
そのまま自然にキスを楽しみましょう。これから起きるすばらしいことに思いをめぐらしながら。裸の体を見詰め合ってください。 - コンタクト2 (スキンコンタクト) 「見つめあい」で恥ずかしさとうれしさを存分に味わったら、互いに体のいろいろなところをタッチしましょう。
カレはあなたの胸やおへそ、性器やお尻に触れてくることでしょう。あなたも、カレの好きなところにタッチしてかまいません。
そして、スキンコンタクトの「総仕上げ」に、お互いの体と体をぴったりくっつけて抱きしめあいます。 - コンタクト3 (ヴァギナコンタクト) ここでコンドームの表裏に注意してペニスに装着します。
コンドームは必ずペニスの根元までクルクルとのばしておきます。
そして、練習どおりあなたの膣口の位置を確かめて潤いをチェックします。潤いが足りないと感じたら、潤滑ゼリーを膣口のまわりとコンドームをつけたペニスに適量塗ります。
あなたはベッドに寝た姿勢でヒザを少し曲げて脚を開きます。カレにはヒザを着いて体を起こした姿勢になってもらうと、カレがあなたの膣口の位置がわかりやすく、
あなたも位置調整がしやすいはずです。彼がおおいかぶさるような体勢で正しい位置をさぐり当てるのは「初心者」同士ではとても難しいです。 - コンタクト4 (セックスコンタクト) 男子は、ペニスを膣口に当てて少し腰を女子に近づけるようにして先端を少し挿入します。
無事挿入に成功しても、膣へのペニスの入れやすさは女性によって、また女性のコンディションによって千差万別です。「潤い」はゼリーで補ったとしても、膣の柔軟性やしまり具合は同じ女性でも時によって全く異なります。
挿入に抵抗が大きいようなら無理な摩擦をせずに、そのまましばらく体を密着させて「一つになった」「つながっている」感覚を味わいます。
ゆっくりと時間をかけて、少しずつ膣の奥までペニスを進めていきましょう。 - フォロー 射精後のペニスはすぐに萎縮しますので、コンドームから精液が漏れないように気をつけてコンドームを外し、ペニスの精液をティッシュでふき取ります。BR>
お互いの体温を感じながら「今日のこと」の一つ一つを記憶に焼き付けましょう。
できれば、「ありがとう」とことばに出して言ってみてください。もう、この日のことをあなたもカレも一生忘れることがありません。
おめでとうございます。これであなたも無事「卒業」です。これからのあなたのセックスライフが充実した実り多いものであることをお祈りします。 - うまくいかなかったら… 全てが思い通り運ばなくても、決して「失敗」ではありません。上のステップのどれか一つでもできたら、きっとそれは素晴らしい思い出の一こまとなることでしょう。そして、また次の機会に少しずつ進んでいけばいいのです。はじめに「今日最後までできなくてもぜんぜんかまわない!」と確かめたことを思い出しましょう。そして、「ありがとう、嬉しかった」と伝えてあげてください。
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